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Texinfo(1) は,オンラインの情報と印刷物の両方を作成するため,単一ファイルを用いたド キュメントシステムです.これは,一つをオンライン情報,もう一つを印刷物, といった異なる二つのドキュメントを書く代わりに,一つのドキュメントを書く だけで良いということを意味します.それゆえ,ワークが修正されたとき,一つ のドキュメントだけを修正するだけですみます.
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我々は,Texinfoシステム,プログラム,ドキュメント,インストール,その他 あらゆる面で,バグの報告と提案を歓迎します.それらを電子メールで, bug-texinfo@gnu.orgに送ってください.Texinfoの最新バージョンは, ftp://ftp.gnu.org/gnu/texinfo/と世界中のミラーサイトで入手可能で す.
管理者が問題を再現するため,バグの報告に十分な情報を含めてください.一般 的に言って以下を意味します.
configureに与えた普通ではないオプション.
必要かどうか疑わしい場合はそれを含めてください.重要なものを除くより多く を含める方が良いでしょう.
パッチは最も歓迎しますが,できれば`diff -c'(see 節 `Overview' in
パッチを送るとき,可能であればメッセージを符号化したり分割したりしないで ください.たとえ大きくても,小さいものがたくさんあるより,一つのプレーン テキストになっている方が簡単に扱えます. GNU sharは,電子メールで複数の バイナリファイルをまとめる便利な方法です.
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Texinfoを使用し,普通の本のような形態の印刷ドキュメントの作成が可能で, それは,章,セクション,相互参照,そして索引が含まれます.同じTexinfoの ソースファイルから,ノード,メニュー,相互参照,そして索引を用いた,メ ニュー駆動形式のオンラインInfoファイルを作成することが可能です.また,同 じソースファイルから,ウェブブラウザの利用に適したHTML出力ファイルやXML ファイルを作成することも可能です.
印刷ドキュメントを作成するTexinfoソースファイルを,TeX植字プログラム を使用して処理します(しかし,Texinfo言語はTeXの普通の言語のプレーン TeXと比べてかなり異なっていて,より厳密になっています).これは,本や レポートのように植字して印刷することが可能なDVIファイルを作成します (see 節 19. 書式化とハードコピーの出力).
Infoファイルを出力するため,Texinfoソースファイルを,makeinfoユー
ティリティか,Emacsのtexinfo-format-bufferコマンドで処理してくだ
さい.結果をInfoツリーにインストールすることが可能です(see 節 20.2 Infoファイルのインストール).
HTMLファイルを出力するために,Texinfoソースファイルでmakeinfo
--htmlを実行してください.(例えば)結果をウェブサイトに配置することが可
能です.
XMLファイルを出力するために,Texinfoソースファイルでmakeinfo
--xmlを実行してください.DocBook(XMLの特殊な形式)を出力するために,
makeinfo --docbookを実行してください.DocbookからTexinfoに
変換したい場合は,http://docbook2X.sourceforge.net/を参照してくだ
さい.
もしあなたがプログラマで,Texinfoに対する出力フォーマットの追加項目を実
装し,GNU プロジェクトに貢献したいというのは素晴らしいことです.しかし,
好みのフォーマットfooのに対して個別に書かれている変換フィルタ
texi2fooを書かないでください! そうすることで,その作業を行なうの
も困難ですが,その後のメンテナンスで余分な仕事が発生します.なぜなら,
Texinfo言語は拡張と更新が続いているためです.その代わりの最善のアプロー
チは,makeinfoを,現在Info,プレーンテキスト,HTML,XML,そして
DocBook を生成しているように,新しいフォーマットを生成するよう修正するこ
とです.
TeXは,ほとんど全てのプリンタで動作します.Infoは,ほとんど全てのコン ピュータ端末で動作します.HTML出力はほとんど全てのブラウザで動作します. このため,Texinfoはほとんどの全てのコンピュータユーザが利用可能です.
TexinfoソースファイルはプレーンのASCIIファイルで,テキストと,植字 と書式化のプログラムに何を行なうのかを伝える@-コマンド (@-commands)(`@' を前置する単語)から成り立っています.Texinfoファ イルをテキストエディタで編集してもかまいませんが,GNU Emacsを使用すると 便利で,それはそのエディタにはTexinfoモードという特別なモードがあり,そ れは様々なTexinfoに関する機能を提供しているためです.(See 節 2. Texinfoモードを使用する.)
Texinfoソースファイルを書く前に,ノード,メニュー,相互参照,そしてその 他の,例えばこのマニュアルの読み方を学ぶべきです.
オンラインヘルプと印刷マニュアルの両方を作成するため,Texinfoを使用する ことが可能です.さらにTexinfoは自由に再配布できます.この理由のため, TexinfoはGNUプロジェクトの公式はドキュメントフォーマットになっています. 詳細は,GNU documentation web pageで利用 可能です.
時々,伝統的なUnix manページをTexinfoから生成できるようにして欲しいと提
案されます.これはサポートされる可能性は今のところ高くはなく,それはman
ページには非常に厳密な伝統的な書式があるためです.makeinfoを
troffフォーマットを出力するよう単に拡張するだけでは不十分です.それゆえ,
良いmanページを出力するには,良いユーザへのチュートリアルと良いリファレ
ンスマニュアルを書き出す通常のTexinfoアプリケーションと比較すると,完全
に異なるソースが必要になります.このことは,生成されたmanページが,異な
る出力形式に対し,異なる方法で,同じ情報を文章にするという,Texinfoのデ
ザインの目的に矛盾します.manページを直接書く方が良いでしょう.
manページがまだ存在していてそれをサポートしたい場合,プログラム
help2manが役に立つかもしれません.それは,プログラムの
`--help'出力から伝統的なmanページを生成します.これは現在,Texinfo
プログラム自身のmanページの生成に実際に使用されています.それはGNUのソフ
トウェアで,Brendan O'Deaによって書かれていて,
ftp://ftp.gnu.org/gnu/help2man/で利用可能です.
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Infoファイルは,Infoドキュメントを読むプログラムが処理できるように書式化
されたTexinfoファイルです.(makeinfoと
texinfo-format-bufferは,TexinfoファイルをInfoファイルに変換する,
二つのコマンドです.)
Infoファイルは,ノード(nodes)と呼ばれる部品に分けられ,それぞれが 一つのトピックの説明を含んでいます.それぞれのノードは名前を持っていて, ユーザが読むテキストと他のノードへポインタを含み,ノードは名前で識別され ます.Infoプログラムは一度に一つのノードを表示し,ユーザが他の関連するノー ドへ移動できるコマンドを提供しています.
See Info file `info', node `Top', for more information about using Info.
Infoファイルのそれぞれのノードには,ノードのトピックのサブトピックを記述 している子ノードがいくつかあります.子ノードの名前は,親ノードのメ ニュー(menu)でリストアップされています.これで,Infoコマンドを使用して 一つの子ノードに移動することができます.一般にInfoファイルは本のような構 成になっています.ノードが章の論理レベルの場合,子ノードはセクションレベ ルです.同様にセクションの子ノードはサブセクションレベルです.
一つの親の全ての子どもは,`Next'と`Previous'で双方向に連鎖していて,お互 いにリンクされています.`Next'ポインタは次のセクションへのリンクを提供し, `Previous'ポインタは前のセクションへのリンクを提供します.これは,章のセ クションレベルにあるノードは,お互いにリンクされていることを意味します. 通常,連鎖の順番は親のメニューでの子の順番と同じです.それぞれの子ノード は,親ノード名を`Up'ポインタに記録しています.最後の子ノードは`Next'ポイ ンタが無く,最初の子ノードは`Previous'と`Up'ポインタ両方が親になります. (2)
ノードが章やセクションやそれに類するものに対応しているような,Infoファイ ルの本のような構造は,必要条件ではなく慣習の問題です.ノードの,`Up', `Previous'と,`Next'ポインタは他のノードを示し,メニューは他のノードを含 んでいます.このため,ノードの構造は方向性のあるグラフにすべきです.しか し,印刷された本やレポートの章とセクションの構造に対応した構造に準拠して いるため,通常は,より理解しやすいでしょう.
メニューと,`Next',`Previous',そして`Up'ポインタに加え,Infoは参照と呼 ばれるもう一つの種類のポインタを提供していて,それはテキスト中に点在して いるはずです.これは通常,階層構造に適さないリンクを現す最善の方法です.
通常,印刷された出力物の章とセクションの構造に,ノードが一致するようにド キュメントを設計します.しかし,議論の材料に対しては正しくないときもよく あります.そのため,TexinfoはInfoファイルに対するノード構造と,印刷され た出力物に対するセクション構造を指定する別のコマンドを使います.
一般に,慣習で`Top'と命名されているノードを通じてInfoファイルに入ります. このノードは通常,ファイルの目的の短い概要とファイルの残り全体の大きなメ ニューを含んでいます.このノードを起点として,ノードからノードへ移動する ことで組織的にファイルを横断したり,メインメニューに列挙されたノードを指 定して移動したり,索引メニューで検索して欲しい情報があるノードに直接行く ことが可能になっています.また,スタンドアローンInfoプログラムで,コマン ドラインで特定のメニューアイテムを指定することができます(see 節 `Top' in
印刷されたマニュアルのように,順番通りInfoファイルを読みたい場合, SPCを繰り返し押したり,アドバンスInfoコマンドg *でファイル全 体を利用することができます.(See Info file `info-ja', node `Expert'.)
`info'ディレクトリの`dir'ファイルは,Infoシステム全体の出発点 としての役目を果たします.そこから,完全なInfoシステムの,それぞれのドキュ メントの`Top'ノードに行くことができます.
URIでInfoを参照したい場合,以下で例示された(非公式な)構文を使用すること が可能です.これはEmacs/W3で動作します.以下が例です.
info:///usr/info/emacs#Dissociated%20Press info:emacs#Dissociated%20Press info://localhost/usr/info/emacs#Dissociated%20Press |
infoプログラム自身は,あらゆる種類のURIに続きません.
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Texinfoファイルは,印刷された本やマニュアルのように書式化し植字すること が可能です.こうするためにはTeXが必要で,それは強力で洗練された植字プ ログラムで,Donald Knuthによって書かれました. (3)
Texinfoをベースにした本は,他の植字方法での印刷物に似ています.タイトル ページ,著作権ページ,目次,序文,章のようなもの,番号が有るまたは無いセ クションとサブセクション,相互参照,脚注,そして索引があるはずです.
オンライン情報に変換するつもりがなく,本を書くためにTexinfoを使用するこ とが可能です.印刷された小説を書くためにTexinfoを使用することも可能で, メモを書くこともできますが,電子メールの方がもっと簡単なので,これ以外へ の適用は勧められません.
TeXは,一般的な植字を目的としたプログラムです.Texinfoは,Texinfoファ イルを植字するときにTeXが使用する情報(定義とマクロ(macros))を含 むファイル`texinfo.tex'を提供しています.(`texinfo.tex'は, TeXにTexinfoの@-コマンドをTeXコマンドに変換する方法を伝え,そして TeXは植字ドキュメントを作成するための処理が可能となります.) `texinfo.tex'は,ドキュメントを印刷するための仕様書を含んでいます. `texinfo.tex'の最新バージョンは, ftp://ftp.gnu.org/gnu/texinfo.texで取得できます.
合州国では,ドキュメントは縦横8.5インチx11インチ(216mmx
280mmがデフォルトサイズ)で印刷されることが最も多くなっています.こ
れはデフォルトの大きさです.しかし,7インチx9.25インチ
(178mmx235mmの@smallbookサイズ)や,ヨーロッパのA4サ
イズの紙(@afourpaper)でも印刷可能です.(See 節 Printing "Small" Books. また,Printing on A4 Paper
も参照してください.)
`texinfo.tex'で変数を変えることで,印刷されたドキュメントのサイズを 変えることが可能です.さらに,書式化される印刷されたドキュメントでスタイ ルを変えることも可能です.例えば,サイズや使用しているフォント,それそれ の段落に対する字下げの量,ハイフネーションされた単語の度合と,それに類す るものを変えることが可能です.仕様書を変更することで,本を格調高く古臭く 真面目に見せたり,気楽に若々しく陽気に見せたりすることも可能です.
TeXは自由に配布できます.それは,WEBと呼ばれるPascalのスーパーセット で書かれていて,Pascalでも(TeX配布物と同梱の変換プログラムを使用しな がら)Cでもコンパイルすることが可能です.(TeXの詳細は,See 節 `TeX Mode' in
TeXは非常に強力で,非常に多くの機能があります.Texinfoファイルは, Info形式の文字のみの端末と,植字された本の両方で情報を表現できるので, Texinfoがサポートする書式化コマンドは必然的に制限されます.
TeXのコピーを入手するために,How to Obtain TeXを参照してください.
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Texinfoファイルでは,TeXに印刷されるマニュアルの植字法を伝えたり,
makeinfoとtexinfo-format-bufferにInfoファイルの作成方法を
伝えるコマンドには,`@'が前につきます.それらは@-コマンド
(@-commands)と呼ばれています.例えば,@nodeはコードを示すコマ
ンドで,@chapterは章の最初を示すコマンドです.
注意してください:全ての@-コマンドは,@TeX{}コマンド
以外,全体を小文字で書く必要があります.
Texinfoの@-コマンドは,厳密に制限された構成物の集合です.厳密な制限で, Texinfoファイルを,TeXとInfoファイルに変換するコードの両方が理解する ことを可能にします.Infoファイルを英数字を表示する端末で表示することが可 能です.同様に,TeXで生成した出力を様々なプリンタで印刷することも可能 です.
実行することや受けとる引数に依存して,(4)それ自身の行や, 文の一部として,@-コマンドを書く必要があります.
@quotationのようなコマンドを,行の最初に,行の唯一のテキストとし
て書いてください.(@quotationは,字下げ環境を開始します.)
@chapterのようなコマンドをコマンドの引数が続く行の最初に,この場
合は行の残りが章のタイトルになるように書いてください.
@dots{}のようなコマンドを,通常は文中ですが,好きなところに書
いてください.(@dots{}はドット...を作成します)
@code{sample-code}のようなコマンドを,好きなところに(通
常は文中ですが),引数と一緒に,この例ではカッコの中にsample-codeの
ように書いてください.(@codeはコードとしてテキストに印を付けます.)
@exampleのようなコマンドを単独行に書いてください.本文はそれ以降
の行に書いてください.そして,併せて@endコマンドを,この場合は本
文の後に単独行に書いてください.(@example...@end
exampleは字下げし,例として本体のテキストを植字します.)このような環境
コマンドの字下げは通常問題ありませんが,複雑で定義しにくい環境での余分な
スペースは出力に余分なスペースを生成するので注意してください.
一般的な規則として,他のテキストの間に混ぜる場合,コマンドにはカッコが必
要です.しかし行の始まり場合は不要です.@:のようなアルファベット
でないコマンドは,規則に対し例外でカッコを必要としません.
Texinfoの経験を積むにつれ,異なるコマンドに書き方をすぐに覚えられるでしょ う.コマンドの書き方を異なる方法にしているので,全てのコマンドが同じ構文 に正確に従うことに比較すると,より簡単にTexinfoファイルを書いたり読んだ りできるでしょう.(@-コマンド構文の詳細は,@-Command Syntaxを参照してください.)
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このセクションでは,全てのTexinfoドキュメントで使用されている一般的な慣 習を記述しています.
@noindentを書いてください.
@iftexと@end iftexコマンドでTexinfoファイルの領域を
区切る場合,その領域は印刷されたコピーだけに現れます.その領域で,Infoで
は使用不可能なプレーンTeXの特定のコマンドを使用することが可能です.反
対に,@ifnottexと@end ifnottexで囲まれたテキストは,
TeX以外のすべての出力形式に現れます.
それぞれの出力形式(html,info,plaintext)にも,同様
のコマンドの対があります.See 節 16. 目に見えるテキストの条件.
注意:タブ文字を(逐語的なモード(verbatim mode)以外の)Texinfoファ イルで使用しないでください! TeXは,可変幅のフォントを使用し,それは 全ての環境で動作するように,タブを適切に定義することは現実的ではないこと を意味します.従って,TeXはタブを単一のスペースとして扱うので,タブの ように見えません.さらに,makeinfoはタブに対し特別なことをしない ので,例えば入力ファイルのタブ文字は出力で異なる字下げとして現れるかもし れません.この問題を避けるためTexinfoモードは,TABキーを押したとき,GNU Emacsに多数のスペースを挿入させます.
また,タブを一つの領域の複数のスペースに変換するため,Emacsで
untabifyを実行することも可能です.
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Infoファイルや印刷されたマニュアルに現れないコメントを,Texinfoファイル
に@commentコマンドを使用して書くことが可能です(省略された
@cでもかまいません).そのようなコメントは,Texinfoファイルを修正
する人のためです.@commentや@cに続く行の全てのテキストは
コメントです.行の残りはInfoファイルにも印刷されたマニュアルにも現れませ
ん.
@commentや@cを行の途中にたびたび書くことも可能で,
@commentや@cコマンドの後のテキストのみが現れません.しか
し,@settitleと@setfilenameのようなコマンドは行全体に作
用します.@commentや@cを,そのようなコマンドを用いている
行では使用することは不可能です.
Infoファイルや印刷されたマニュアルに現れないテキストの長い範囲を,
@ignoreと@end ignoreコマンドを使用して書くことが可能です.
行の最初からそれぞれのコマンドを始めながら,単独行にこれらのコマンドをそ
れぞれ書いてください.これら二つのコマンドの間のテキストは処理された出力
物に現れません.@ignoreと@end ignoreをコメントを書くため
に使用することが可能です.
@ignoreや,偽の@ifsetや@ifclearの条件式で囲まれ
ているテキストは,書式化された出力に寄与しないという意味で無視されます.
しかし,TeXとmakeinfoは,ソースファイルのテキストの無視を
停止するときを知るために,無視されたテキストを解析します.つまり,
無視されているテキストに無効なTexinfoコマンドがある場合,エラーメッセー
ジが発生するかもしれません.
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慣習では,Texinfoファイルの名前は,(優先順で)拡張子`.texinfo', `.texi',`.txi',または`.tex'で終ります.長い拡張子が好ま れるのは,人が読むときファイルの性質がより明確に記述されるためです.短い 拡張子は,長いファイル名を扱えないオペレーティングシステムのためです.
印刷されたマニュアルやInfoファイルのため,Texinfoファイルは以下のような 行で始める必要があります.
\input texinfo @setfilename info-file-name @settitle name-of-manual |
ファイルの内容はこの始まりに続き,Texinfoファイルは以下の行で終る 必要があります.
@bye |
@setfilename以前のすべての文字は無視
されます!
@settitleはオプションです -- ドキュメントのタイトル
が`Untitled'でも気にしなければね.
@byeは,フォーマッタにファイルの終りを伝え,
書式化を停止するように伝えます.
一般的には予備のフォーマットを全く使用しないでしょうが,Texinfoファイル の最初に以下のような,モード設定とヘッダの始まりとヘッダの終りを含めるで しょう.
\input texinfo @c -*-texinfo-*- @c %**start of header @setfilename info-file-name @settitle name-of-manual @c %**end of header |
最初の行の`-*-texinfo-*-'で,Emacsはファイル編集時にTexinfoモードに 切替えます.
`@setfilename'と`@settitle'行の周りにある@c行はオプ
ションですが,ファイルの一部でTeXやInfoを実行するために必要です.(詳
細はSee 節 3.2.2 ヘッダの始まり.)
さらに通常は,Texinfoファイルに,タイトルページ,索引,そしてそれに似た ものを提供し,それらすべてはこのマニュアルで説明しています.しかし,短い ドキュメントでは役に立つ最小限のものは,始めの三行と終りの一行だけです.
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一般に,Texinfoファイルは最初と最後の最小限以上のものから成り立っていま す -- 通常は以下でリストアップしている六つの部品から成り立ちます.これ らは以下のセクションで完全に記述しています.
@ifinfoと@end ifinfoコマンドで囲まれています.
@titlepageと@end titlepageコマンドで囲む必要があります.
タイトルと著作権のページは,印刷されたマニュアルのみに現れます.
@byeコマンドから成り立っています.
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非常に短いが完全なTexinfoファイルは以下のようになり,前のセクションの六 つの慣習的な部分が列挙されているので,Texinfoソースをどのように表現する のかが実際に分かるでしょう.ファイルの最初の三つの部分は`\input texinfo'から`@end titlepage'までで,他より恐ろしく(?)(5)見えます.素材のほとんどが標準的な常套 句です.マニュアルを書くとき,単純にこの部分を適切な名前に変更してくださ い.
ここでリストアップしているコマンドの完全なドキュメントは, See 節 3. Texinfoファイルを始める. GNUのマニュアルで使用されている完全なテキスト は,See 節 C.2 GNUの見本のテキスト.
以下では,サンプルテキストは字下げされています.そこでのコメント はそうなっていません.散らかっているコメントの無い完全なファイルは, C.1 短い例で示されています.
ヘッダはInfoファイルにも印刷物にも現れません.それは様々な変数を設定し, それにはInfoファイルの名前とヘッダで使用されているタイトルが含まれていま す.
\input texinfo @c -*-texinfo-*- @c %**start of header @setfilename sample.info @settitle Sample Manual 1.0 @c %**end of header |
実際のマニュアルには,それを配布するライセンスに対応して,ここにより多く のテキストを含んでいます.See 節 C.2 GNUの見本のテキスト.
@copying
This is a short example of a complete Texinfo file, version 1.0.
Copyright @copyright{} 2002 Free Software Foundation, Inc.
@end copying
|
タイトルページの部分はオンラインの出力には現れず,印刷されたマニュアルの
みに現れます.我々はもう一度書く代わりに,前のセクションから許可のテキス
トを含めるために,@insertcopyingコマンドを使用しています.それは
タイトルページの裏側に出力します.@contentsコマンドは目次を生成
します.
@titlepage @title Sample Title @c The following two commands start the copyright page. @page @vskip 0pt plus 1filll @insertcopying @end titlepage @c Output the table of contents at the beginning. @contents |
`Top'ノードは,Infoファイルのマスターメニューを含んでいます.印刷された マニュアルはメニューではなく目次を使用するので,マスターメニューはオンラ インの出力だけに現れます.我々は,読書への利便性のためコピーに関するテキ ストも再び含めています.そして,コピーに関するテキストはマニュアルの短い 記述の一部で始まっているので,他のテキストは不要です.
@ifnottex @node Top @end ifnottex |
@insertcopying
@menu
* First Chapter:: The first chapter is the
only chapter in this sample.
* Index:: Complete index.
@end menu
|
本体の部分はドキュメントの全ての部分を含んでいますが,索引と目次は含まれ ていません.この例は,列挙されたリストを含んでいるノードと章を示していま す.
@node First Chapter @chapter First Chapter @cindex chapter, first This is the first chapter. @cindex index entry, another Here is a numbered list. @enumerate @item This is the first item. @item This is the second item. @end enumerate |
終りの部分は,それ自身が番号付けされていない章とノードとして索引を生成す
るコマンドと,ドキュメントの終りを示す@byeコマンドを含んでいます.
@node Index @unnumbered Index @printindex cp @bye |
サンプルの最初の章の内容のサンプルは以下のように見えます.
This is the first chapter.Here is a numbered list.
- This is the first item.
- This is the second item.
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Richard M. StallmanがTexinfoフォーマットを発明し,最初のプロセッサを書
き,このマニュアルのEdition 1.0を作成しました.Robert J. Chassell
は,このマニュアルにかなりの修正と拡張を行ない,Edition 1.1を開始しまし
た.Brian Foxは,バージョン3.8まで,スタンドアローンのTexinfo配布物に責
任があり,makeinfoとinfoプログラムを書きました.Karl
BerryはTexinfo 3.8 から更新し,マニュアルのEdition 2.22を始めました.
この仕事の開発を助けてくれた全てに人々,特に数え切れないパッチを提供して くれた,疲れを知らないEli Zaretskii とAndreas Schwabに感謝します. François PinardとDavid D. Zuhnは飽きること無く,間違いと曖昧さ を記録し報告してくれました.Zack Weinbergは,`texinfo.tex'でマクロ 構文を実装するという,不可能ともいえることを行いました.幾度となくほとん ど似ているエディションの退屈な査読に対し,Melissa Weisshausに特別な感謝 を送ります.その他,何十人もがパッチと提案を提供してくれ,それは `ChangeLog'ファイルで多いに感謝しています.我々の間違いは,我々自身 のものです.
ちょっとした歴史:1970年代のCMUで,Brian Reidは印刷のためにドキュメントを
マークアップするプログラムとScribeという名前の書式を開発しました.それは,
Texinfoが行っている,@文字をコマンド導入に使用していました.結果
として,書式化というよりむしろドキュメントの内容を記述するために真剣に検
討されていて,その考えは全面的にTexinfoで適用されています.
一方,MITの人々は他のものを開発し,それはBolioと呼ばれる余り違わない書式 でした.これは,植字の言語としてTeXを使用するように変更され,BoTeX になりました.最初ののBoTeXのバージョンは0.02で1984年10月31日だったと 思います.
BoTeXは,印刷されたドキュメントに対するマークアップ言語としてのみ利用 可能で,オンラインドキュメントに対してはできませんでした.Richard Stallman (RMS)は,BolioとBoTeXの両方で仕事をしました.彼は,Infoと呼 ばれる気のきいたオンラインヘルプ書式を開発し,Texinfoを作成するため, BoTeXとInfoを組合せ,オンラインと印刷されたハードコピーの両方で読める ようにしたテキストのためのマークアップ言語となりました.
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