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7. Meadow と Unix の思想・考え方 (2004/12/16)

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この章で紹介していること

Meadow や Unix は他のテキストエディタや Windows とは考え方が違います.そのため, 今までの感覚でいると戸惑うことが多いでしょう.

ここでは,そんな考え方の違いの中で最低限把握しておいた方がいいことを説明します.



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7.1 Meadow の思想 (2004/12/15)

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要約

Meadow をテキストエディタとして考えていると、戸惑うことが多い。基本的な考え方の 違いを紹介。

一般的なエディタ

Windows で有名なテキストエディタというとメモ帳や秀丸, WzEditor などがあります. これらに,共通しているのは,

といったところでしょう.そして,これらこそが現在テキストエディタに求められている ものではないでしょうか.

Meadow ではどうか

Meadow は求められている条件を満たしているか? 答えは No です.

まず,起動は遅く,重いです.人によっては,使えるようになるまでに 1 分程度かかり ます.そして, Meadow は一度立ち上げたら,そのままにしておきます.ファイルの編集 が終わったからといって,すぐに終了するといった使い方はあまりしません.むしろ, Meadow の終了は今日の作業の終了なのです.

そのため, Meadow はファイルに関連付けません (関連付けには gnuserv を使います) .ファイルに関連付けるということは, Meadow の便利な使い方ではありま せん.

こういうことを書くと, 使えないソフトだなぁと思うかもしれません. Windows のユー ザにとってエディタとは軽いものだという考えがあるように思いますから.

しかし, CPU が GHz レベルになっていつまでも軽さだけを求めるのもどうかなと思いま せんか? 今のパソコンの能力なら,大概のソフトは軽く,軽快に動きますよ.

Meadow の魅力

一般的なテキストエディタに求められる機能がないのに,なぜ Meadow を使うのか.それは, 他にはない魅力があるからです.

一番大きな魅力は Elisp で拡張可能な環境であるということです. Meadow なら,テキス トファイルの編集に関しては,考え得る限りの機能が備わっています.しかも,気に入ら なければ,自分で機能を作ることもできます.

さらに,同じソフト上で同じ操作性でメールを読むことや Web ページを読むこともでき ます.

Meadow はテキストエディタではない.新しい種類のソフトである.そう思っておいた方 が,すんなりと使うことができるでしょう.



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7.2 Unix とは何か (2004/12/16)

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要約

Unix とは命令の集合から成り,それらの命令を組み合わせることで多くの機能を実現でき る.もちろん Meadow と組み合わることもでき,多くの機能を付加できる.

そもそも Unix とは何か

一部の報道や記事などでは, Unix という OS があるかのように書かれることがあります. しかし, Unix は OS ではありません.

では,何なのか? それは,「 Unix とはある定義に合うよう作られた OS の総称」なので す.定義は The UNIX System により管理されて います.

とはいえ, Meadow を使う上で各定義まで知る必要はありません.

ここでは,とりあえず知っておくといい知識をざっと説明していきましょう.

Unix は単一の機能を持つコマンドの集合体である

例えば

「 errot.txt にあるソフトのエラーが出力される.しかし,毎回そのファイルを開いて全 部を見るのは大変面倒.そこで,そのファイル内で,自分の名前が含まれている行だけを, メールで送りたい」

このようなことをしたいと思った時, Windows ではどうやったらできるでしょうか?

メモ帳などのテキストエディタで開けば,検索はできます.それを手でコピーして,メー ルに貼り付ければ,できそうですね.しかし,自動化はできそうにありません.

このように Windows ではテキストエディタにその機能がなければ,結局手でやるしかあり ません.それは,一つのソフトが多くの機能を持ち,他のソフトとの連携を取ることを考 えていないからです.

では, Unix ならどうするでしょうか.例えば

cat error.txt | grep "my name" | sendmail "akihisa@mail.ne.jp"

とします. cat を使うと, error.txt を表示できます. grep で文字を検索, sendmail はメールは送信の機能を持ちます.

このように,一つ一つのコマンドは単純な機能しか持っていません.しかし,だからこそ, それらを組み合わせ,多くの作業を自動化することができるのです.

こういったコマンドが連携するのは,何もコマンド同士だけではありません. Meadow と 連携することもできるのです.

例えば grep と組み合わせることで,あるディレクトリにあるファイルすべてを高速に検 索し,その結果を Meadow で表示して,適切なファイルを即座に開くことができるのです.

Unix で使われているコマンドとの連携

それが, Meadow の機能をさらに拡張させるのです.

Unix は単一のルート・ディレクトリを持つ

ディレクトリ=フォルダと思ってください.

Windows のエクスプローラの画面

のように Windows では,普通「 C:\」や「 D:\」などのドライブがあります.そして,そ の下に多数のフォルダが存在しています.

しかし, Unix ではまったく異なります.

Unix のファイラ画面

のように Unix では最も上の階層は「/」になります.ここはルートディレクトリと呼ばれ ます.

そして,その下に「/dev 」や「/etc 」といった風に多くのディレクトリが「/(ルートディ レクトリ) 」の下に存在しています.

ハードディスクを追加した際にも,そのドライブを適当なフォルダに割り当てて「/usr 」といった風に表すのです.

こんな風に Unix ではたった一つのルートディレクトリの下にディレクトリがあるという 構造をしているわけです.

~/ がホームディレクトリ

ホームディレクトリというディレクトリがあります.これは, Windows ではマイドキュメ ントにあたります.つまり,自分の文書を置いておく場所のことです.通常,Unix では 個人の文書はすべてホームディレクトリに置かれます.そのため,頻繁にホームディレク トリを指定す機会があります.

しかし,毎回「/home/myname/」などとホームディレクトリを指定するのも面倒なもので す.

そこで,このホームディレクトリを略して「~/」と書きます.

ただし, Windows では「マイドキュメントのフォルダ = ホームディレクトリ」とは限り ませんので,注意が必要です.

\ と /

Windows では 「 c:\Windows 」 のように,「\」を使ってパスを表します.しかし, Unix では普通「/bin/」のように「/」を使います.

これは, Windows 上に移植された Unix のツール類でも変わりません. Meadow 上でも, 「\」を使うよりは,「/」を利用した方がうまくいくことが多いです.

このため,普段から「/」で表す癖をつけておくといいかと思います.

このサイトでは、特に必要の無い限りは「/ 」で統一しています (逆に「\」で書いてあれ ば、その部分は「\」でなければいけないということです) 。

それでは、いよいよ インストール へ移りましょう。


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